政治屋の方々に。情報は、フローからストックへ。

2026年2月18日 高野育郎 - グループアム代表 -
第51回衆議院総選挙が終わり、1つの時代の終わり、時代が変わっていく。歴史的な変化の中にいることを感じざるを得ない。IT社会がスタートして、既に20年以上経とうとする今、そのI Tを使いこなす世代が社会の中心を形成していることを前世代は未だ理解できずにいる。50、60 はハナタレ小僧などと嘘吹いて政治を年寄りのものだと思っているのは、社会変化についていかれない老害の政治屋の既得権の主張に過ぎない。昔、「由らしむべし,知らしむべからず」(論語)などと言い、民は物事の理解ができない。ゆえに、理解のできるものが正しく導く必必要がある。と言う考え方があった。確かに教育が行き届かず文盲が多かった時代には、全てを理解させるのに時間がかかるために経過の理解より結果の理解を推し進める傾向はあった。前提は経過を任せる人間に対する信頼があり、信頼を集めるゆえに、それを裏切らない前提である。

しかし、現在の政治屋たちは薄っぺらで、その場限りの嘘,言い繕い、思いつき,自己保身と自己利得のみを考えていることを見透かされている。今まで長い間、議員でございます、代議士でございますなどとふんぞり返り偉そうにしていた連中が、ことごとく嘘がばれ、矛盾が露呈し、恥をかき選挙民に、相手にされなくなった理由は、IT社会にあると言うことに気づいてないのであろう。

IT社会の本質は、情報がフローからストックに変わったことにある。あらゆる発言、行動はインターネットと言う広大な海の中に1つの情報として永遠に残っている。IT社会以前はテレビでも新聞でも言ったらいいっぱなし、情報は流しっぱなし。発言は、忘れ去られ新聞の宿冊版の中の記録で封印される程度であった。誰もそれを掘り起こす事はせず、仮に掘り起こしたとしても「そんなことがあったね」で終わりである。

しかし、今は1人の政治家の発言が、場合によっては、政治活動以前からの発言も含め、検索ワードで、時系列にすべての発言が列挙される。きちんとした説明がなされない限り、途中で意見の変更があった場合、嘘、あるいは矛盾としてさらされることとなる。ましてや何十年も前の意見の相違どころか、昨年あたりの選挙公約と矛盾したことをやれば、よほどの馬鹿でない限り気づきそうなものである。世にはバカなのか、選挙民を馬鹿にしているのか、過去、何を公約したのか覚えてない、おめでたい連中がいる。IT社会における基本的な情報構造の変化に1日も早く対応できなければ、絶滅危惧種として滅びの道へ進むことになるだろう。政治屋に合掌。
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