2014年10月5日 東京「9月日銀調査」「収入増えず物価上昇」「家庭の景況感、大幅悪化」

東京に「9月日銀調査」「収入増えず物価上昇」「家庭の景況感、大幅悪化」が書かれている。

「日銀が2日発表した9月の生活意識に関するアンケートによると、景況感が1年前に比べて『良くなった』との回答から『悪くなった』との回答を引いた指数(DI)は、マイナス20・4となった。6月の前回調査から10・4ポイントの悪化で2011年6月以来の大幅な悪化。消費税増税などで物価が上がる一方で、収入が増えずに家計の負担が重くなっている様子がうかがえる。

1年前と比べて暮しに『ゆとりがなくなってきた』と答えたのは48・5%で、前回より4・8ポイント増加し12年12月以来の高水準となった。理由(複数回答)は、『物価が上がったから』が最多で66・2%。次いで『給与や事業などの収入が減ったから』(48・5%)だった。

現在の物価に対する実感は、消費税増税の影響を除いて『かなり上がった』が8・4ポイント増の19・3%。『少し上がった』(0・7ポイント増の61・1%)と合わせると8割を超え、08年12月以来の高さとなった。

1年後の物価は『かなり上がる』が2・8ポイント増の16・3%となり、今後も物価が上がり続けると予想する人が増えている。一方で『少し上がる』は0・9ポイント減って66・2%だった」。

日銀が2日発表した9月の生活意識に関するアンケート調査で、家庭に景況感が大幅に悪化していることが浮き彫りになった。収入が増えず物価が上昇しているからである。7~9月期の個人消費は低迷したままである。再増税は先送りである

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