2014年8月24日 読売に「石破氏、安保相固辞へ」
「石破氏、総裁選出馬へ」
読売に「石破氏、安保相固辞へ」が載っている。
「自民党の石破幹事長は22日、安倍首相が9月の内閣改造で新設する安全保障法制担当相への就任要請を固辞する意向を固めた。石破氏は週明けに首相と会談し、こうした考えを伝える。
石破氏は22日、安保担当相について周辺に、『首相と100%考えが一致する人がやるべきだ。自分が政府に入って一心同体でやるのは難しい』と述べた。首相は石破氏が安保担当相を固辞した場倍、無役とする考え。党内で一定の支持を持つ石破氏が内閣と距離を置くと。首相の政権運営が不安定になる可能性がある。
政府は7月に集団的自衛権の行使を限定容認する新見解を決定し、来年の通常国会で関連法を改正する方針だ。石破氏は、集団的自衛権の行使全般を認めル国家安全保障基本法を制定すべきだとの持論を主張している」。
石破幹事長が22日、安倍首相の安全保障法制担当相の就任要請を固辞する意向を固めた。来年9月の総裁選へ出馬宣言と同義である。
問題は、勝てる公算があるのか、である。安倍政権の失速が大前提であるが、内閣支持率は、来年9月の総裁選まで40%台維持が担保されているから、失速はないのである。アベノミクスの成功によって、デフレから脱却し、景気回復が軌道に乗り、国民の多数が景気回復を実感するからである。安倍再選は、決まりであり、石破氏の勝つ公算はゼロに等しい。安倍首相に天命があり、石破氏に天命がないからである。安倍首相は岸元首相の孫であるのに対して、石破氏は、旧田中派の系譜を継ぐものだからである。