米国は狂ったのかしら

2026年4月27日 高野育郎 - グループアム代表 -
今年に入り、ベネズエラ、イランと明らかに、今までの常識的な外交手段ではない。紛争処理手段が米国によって用いられている。一国の宰相を電撃的に逮捕と言えば、聞こえは良いが、事実上の武力を伴う誘拐、事実上の宰相である宗教指導者の武力による排除。特に今までの紛争、戦争と根本的に違うのは、有名無実とは言え、国際法を全く無視した軍事活動を世界の警察と言われた米国が行っていることである。
大国は自分たちの事情で国際法をないがしろにする事は今までも散々見てきている。しかし、ここまであからさまに自分たちで作ったルールを国際社会で言い訳できないほど破る事は今までなかったように思う。

イスラエルの非道は、さもありなんと思うが、米国がそれに同調している事は、さすがに国際社会も驚いている。今後の世界のあり方そのものを考え直さざる得ないほどのインパクトを与えている。

こうなると、ロシアのウクライナ侵攻を誰が非難できるのだろうか。自分のやる事は正しい行為であるが、他人が行えばそれは不正である。この論理は左巻きの知能の低いお花畑か、偏差値だけは高いが、大学あたりでエリート気取りの馬鹿たちのダブルスタンダードそのものである。特に今回の米国が悪質なのは、大統領自らが対象国の国民を人質にとっていることである。大東亜戦争以降、ジュネーブ条約によって武力紛争事における負傷者、捕虜、民間人の保護が義務付けられているにもかかわらず、イラン国内の生活インフラを重点的に、攻撃目標にすることを公言して憚らない。

この姿勢は、米国の世界における評価を気に落とすもの以外の何物でもない。
戦争は所詮、より多くの人殺しができるかの競い合いであるから、綺麗も汚いもあったものではないが、そこには少なからず矜持なり、プライドがなければならない。そうでなければ、欲望丸出しのケダモノとどこが違うのか。この戦争が終わって、戦争犯罪として裁かれることがなければ、いよいよ後は誰が最初に核を使うかの競争の時代に入ることを懸念している。

きっと、ボタンは押されるのだろうな。
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