米騒動の裏で新たな陰謀あり

2025年6月10日 高野育郎 - グループアム代表 -
話題はコメの価格高騰。
主食であるコメが4000円から5000円と高騰することでテレビ,新聞は大騒ぎ。
農水相が舌禍を引き起こし、それに輪を掛けて騒ぎを大きくしているところは周知の通り。
引責辞任した議員の舌禍のあとは,独特の構文発言で話題を提供する議員の就任。
マスコミにとって売り上げと視聴率稼ぎには,またとないチャンス到来。

しかしコメの価格高騰が困ったことであることは事実だが、どうもこの騒ぎを利用して今後の政局をコントロールしようとする筋が見え隠れする。

7月の参院選後,自民党の大敗は確定であろう。
世論調査からもよほどのことがないかぎり,この情勢は変わらないと憶測を呼ぶ。

そうなると現首相は退任し,次の首班指名となるわけだが,場合によっては現与党が下野せざるを得なくなる。
素養がなくてもピントはずれでも国民の認知が高く,人気のある議員に実績を積ませ,次の首班指名にもってくる。
こんなことを画策するための今回の農水相指名ではないか。

すでに就任直後にコメの価格を2000円台に下げたかのような発信を行ったが,翌日には全農関係者に全否定される始末。相変わらずの粗忽ぶりを遺憾なく発揮するあたりは期待通り。
もし仮に霞ヶ関の輩と森山,小渕ラインを含め現執行部がこれを画策してるとなれば,いよいよ日本の終末は近いといわざるをえない。

マスコミや一部の政治家に踊らされことなく、暗愚の首班を選ぶことがないことを祈るばかりである。
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