2014年10月13日 読売 「野党共闘はや波乱」

読売に「野党共闘はや波乱」が書かれている。

<橋本氏「殴られたから、殴り返す」>
「維新の党の橋下共同代表は9日、民主、維新両党の共闘をめぐり、民主党の海江田代表から『大阪軽視』の侮辱的な発言を受けたとして、大阪市役所で記者団に怒りをあらわにした。8日夜の維新の党執行役員会では、橋下氏が江田共同代表に『海江田氏に大阪サイドは殴られたのだから、殴り返してほしい』と伝えたことも明らかにした。

橋下氏が問題視したのは、海江田氏の『国会のことは江田氏と話をすればいい』という記者会見での発言。橋下氏は『公党の代表と幹事長をないがしろにする発言。海江田氏が政治というものを心得ているのか疑問だ』とまくし立てた。橋下氏は、次期衆院選での民主党との選挙協力に否定的で、国会議員主導で進む『民維共闘』をけん制したとの見方もある。

<民・み選挙区調整、渡辺氏が不快感>
民主党の海江田代表とみんなの党の浅尾代表は9日、国会内で会談し、幹事長・国会対策委員長会談の定期開催で合意し、国会審議で共闘することを確認した。次期衆院選に向けては、候補者の選挙区調整を視野に検討を進めることになったが、みんなの党内からは早速、反発が上がった。

選挙区調整は、浅尾氏が提案し、海江田氏は党内で協議する考えを示した。しかし、みんなの党内には、民主党への接近に異論が出ている。渡辺喜美前代表が与党との連携にこだわり、野党共闘に否定的なためだ。渡辺氏は9日、国会内で記者団に対し、選挙区調整について、「みんなの党は政策実現が指名だ。選挙優先であれば、いただけない」と不快感を示した」。
野党共闘が出だしから躓いている。維新の党の橋下氏とみんなの党の渡辺氏が、民主党との共闘に否定的だからである。重複している50選挙区の一本化は困難となった。与党との連携を主張する橋
下・渡辺両氏がいる限り、野党共闘は絵に描いた餅である。

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