2023年2月16日 EUに武器要望
ウクライナ、ゼレンスキー大統領はブリュッセルで開催された欧州連合首脳会議に出席してロシアとの戦闘に於いて兵器供与及び手続きの迅速化を求めた。8日よりイギリスのスナク首相と会談その後フランスに入り、マクロン大統領と共にベルギー入りしてドイツのショルツ首相とも会談した。立て続けに訴えた事は各国主力武器(長距離砲や戦闘機)の提供である。
ウクライナ側はEUからの最新兵器の提供があればロシアとの戦闘が有利になり侵略を早めに終わらせる事が出来るとのロジックあろう。ドイツはすでに主力戦車(レオパルト2)の提供を決定している。ウクライナ側は更に長距離ミサイルや戦闘機の供与を求めている。しかしパイロットの訓練など時間を要するなどを理由に慎重なかまえもみせた。
このタイミングで2014年7月にウクライナ東部で発生した民間機あるマレーシア航空が撃墜され298名が犠牲になった事件がクローズアップされている。国際合同捜査チームはロシアのプーチン大統領が撃墜に関与したとされるミサイルシステム供与に関わっている可能性があると発表している。オランダの裁判所によるとロシア国内よりミサイルが運ばれ、ウクライナ東部の親ロシア派支配地域からの発射と認定している。しかし捜査は、これ以上事件の進展が望めないとの理由で中断し、訴追は困難とも示唆している。当然、ロシア側は一切の関与を否定している。
様々な情報が錯綜するなか、西側諸国と覇権国の利害が絡み合い真相は闇の中だ。今般の紛争に於いても対ロシアに対して西側諸国が段階的に深く関わる様相を呈していることが懸念される。世界的に紛争が激化しそうな時代に突入した感がする。北朝鮮も軍創建75周年を迎え平壌で軍事パレードが開催された。朝鮮中央通信によると戦術核運用部隊や固定燃料型ではないかと言われているICBMの写真も公開し体制を誇示している。朝鮮半島情勢も予断を許さない情勢だ。まさに旧約聖書にある大艱難時代の到来になってしうのだろうか。我国は防衛費の増額以外に神に祈る事しか出来ないのか、国民全体で考えていく時期であると思う。