2016年8月7日 読売「本社世論調査」「内閣支持、横ばい55%」「経済政策評価は拮抗」

「内閣支持率55%、自民党支持率42%、野党共闘支持率14%」

読売に「本社世論調査」「内閣支持、横ばい55%」「経済政策評価は拮抗」が書かれている。

「読売新聞社は、第3次安倍再改造内閣が発足した3日から4日にかけて緊急全国世論調査を実施した。安倍内閣の支持率は55%で、前回調査(7月11~12日)の53%からほぼ横ばいだった。不支持率は32%(前回34%)。

安倍首相が内閣改造で主要閣僚を留任させたことを『評価する』と答えた人は53%と半数を超えた。『評価しない』は28%。一方、稲田防衛相の起用は『評価する』32%、『評価しない』41%で否定的な見方が多かった。丸川五輪相の起用は『評価する』37%と『評価しない』39%がほぼ並んだ。

安倍内閣の経済政策は『評価する』が43%(前回44%)で、『評価しない』の44%(同42%)と拮抗した。安倍内閣のもとで、景気が今よりも良くなると思う人は34%にとどまり、『思わない』の54%を下回った。

小池百合子東京都知事に『期待する』は76%に上り、『期待しない』の19%を大きく上回った。都内の有権者でも、76%が『期待する』と答えた。

政党支持率は自民党が1ポイント増の42%、民進党が2ポイント減の8%、公明党が同じ4%、共産党が1ポイント増の5%、おおさか維新が2ポイント減の3%、社民党が同じ1%、生活の党が1ポイント減の0%、日本のこころが同じ0%、支持政党なしが3ポイント増の34%」。

以上の調査結果から次のことが読み解ける。

内閣支持率は前回調査(7月11,12日)より2ポイント増の55%、不支持率は2ポイント減の32%、自民党支持率は1ポイント増の42%となり、内閣改造を評価する53%が内閣支持率を下支えし、自民党支持率を押し上げた。参院選での自民党単独半数確保、改憲勢力3分2以上確保、都知事選での自民党所属の小池氏の291万票での圧勝を評価してのものである。

問題は、野党共闘を民意が評価しているのか、である。参院選と都知事選での2連敗は、民意が評価していないからだとなる。事実、野党共闘の4党の支持率合計は前回調査の16%から14%と2ポイント減となっている。自民党支持率は1ポイント増の42%もありその3分1に、過ぎない。支持政党なしは3ポイント増の34%となっているから、野党共闘が支持政党なし層を取り込むのに失敗したとなる。次期衆院選での295の小選挙区で野党共闘が実現しても与党46%VS野党共闘14%との戦いになる。数字上では与党全勝、野党共闘全敗となる。民意の「野党共闘」への支持が14%しかない今こそ、解散・総選挙の好機となるが。

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