雨か嵐か竜巻か。石破政権の天気予報は波乱含み。

2025年4月18日 高野育郎 - グループアム代表 -
政治の世界は一寸先は闇とは言い継がれてきた言葉。
御承知おきの通りですので,令和7年4月6日時点における政治状況から推量される石破内閣の漂流ぶりを占う。
6月中旬の通常国会の会期末までは石破政権は延命する。
会期末に内閣不信任案を野党が提出できるかが今後の焦点になる。

本来であれば,参議院から衆議院に差し戻しが行われたところで、年度内予算案不成立の責を負って首相の座を明け渡すはずだが,維新の会を高校の学費無償化で釣り上げ予算案を強引にも通した。
国民民主のいうガソリンのトリガー条項,103万円の壁などに比較して,維新の提案が安上がりであることから財務省が後押ししたことは間違い無いところ。

同時に自民党内でも興味深い動きあり。
私利私欲,権力欲の権化の集まりとも言える自民党の中において誰も石破おろしを言う事がなかった。

最初に後ろから鉄砲を撃つのが一番得意なお方が首相本人という皮肉もあったが,どのみち参議院で自民党がボロ負けすることがわかっている。
誰も汚れ仕事を引き受けたくなかったというのが実体。
参議院の改選組は悲鳴を上げ,野党は参院選を石破で戦えることを喜び、永田町のお花畑は党利党略,私利私欲が満開と言ったところの天気予報でした。
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