今,世界はヤクザ映画の実演中

2025年4月12日 高野育郎 - グループアム代表 -
世界はマッドマンセオリーを駆使するトランプ大統領に関税を武器に引っ掻き回されている。
各国は右往左往の大騒ぎ。
恫喝,脅迫,暴力はまるで東映ヤクザ映画の世界。
トランプ大統領の言わんとすることは「ウチのシマ内(縄張り)でしのぎ(仕事)をしたけりゃ、それなりのみかじめ料(上納金)を払わんかい」といったところ。
いままでは大目に見てきたが,いい加減にしろと大親分がとうとう切れた。

そもそも60年前に12億人のマーケットを搾取するための罠を仕掛けたつもりのアメリカ(組)が今になって中国(組)が力をつけすぎて縄張り(グローバルサウス)をとられそうになって慌てるのは,ヤクザ映画の定番の図式。

映画ではここで健さんが登場。
出入り(戦争)になり解決に向かう。
しかし世界は簡単に出入りになってもらっては困りまさーね。

さりとて米中はなかなかのチキンレース。
世界は固唾をのんで見守るしかない。
本来ならば国際社会が仲裁を試みるところであろうが,相手がトランプ大統領となると予測不能のリアクションゆえに諌めることが出来ない。

頼りの安倍総理も今はいない。
つくづく安倍晋三という財産を失ったことが日本にとって大きな損失となった。
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