学生時代と勝負論 – 平将明

インタビュアー:
学生時代は、平さんはどの様な生徒だったでしょうか。

平将明氏:
まあ勉強しなかったよね。まあスポーツはバトミントンをずーっとやってたけど、まあとにかく勉強は嫌い、で、コツコツやるのが大嫌い、ルーティンワークが嫌い。とにかく、勉強しないで済むんならそれに越したことはない、と。

ただ、やっぱりそうは言ってもね、それなりに成績とらないと、あのー、僕は早稲田実業、早稲田の付属校なんだけど、まあ上にもいけないので、試験の前の日はちゃんと勉強しましたよ。かなり集中して。

だから、その、教科書をまあ60ページくらいさ、範囲があったら、5時間なら5時間って決めて。そうすると1ページ何秒って決めて。それをさらにその、3分の2と3分の1に分けて、その3分の2の時間でザーッと読んで。で残りにもう一回3分の1の時間で読んで。で、直近に覚えてるから結構覚えてるよね。
それで試験して、で、終わったら忘れてって。でも結構成績良かったですよ。

直前にしか勉強しないけどね。それはね、やっぱり集中力ですよ。

だから、大事なのは、そのコツコツ勉強するのも大事だけど、ここ一番に集中して勉強するかしないかだから。

だから、日頃コツコツ勉強するのも立派だけど、日頃勉強しなくて、ここ一番でも勉強しない奴いるじゃない。これ駄目。結局ね、どこでも我慢しない訳だから、そうするとそういう人間って言うのはね、結構逃げるんだよ、ここ一番の時に。

でも日頃やってなくてもここ一番の時にここが勝負所だってまず分かるセンスを磨くのは大事ね。勝負所じゃない所で気合いを入れても駄目だよ。で、勝負所は、もう腹決めて、バチッとやる、と。だからそういう人はやっぱ強いよね。全般的に。まあだから分かると思うけどさ。

インタビュアー:
そうですね、夏休みは頑張りたいと思います。

平将明氏:
ああ、そうそう、頑張って。あのね、ここ一番の所で一度も勉強した事の無い人って、要は、嫌な、やりたくない事をあえて一定期間我慢して、集中してやった事のある人間とそうじゃない人間でその後の人生が全然違うよやっぱり。うん。分かる。その、いざっていう時にこいつはずっと逃げてきた奴だなというのは分かる。

そういうのはやっぱり信用されない。で、伸びない。だから、それは、やらなきゃいけない時は腹を括ってやると。そういうの大事だと思うよ。

インタビュアー:
高校生時代はバトミントンに結構打ち込んでて。

平将明氏:
まあバトミントンは部活だったから、ね。部長もやってたんで。やっててね、まあでも、まあ本当勉強しなかったし、バトミントン以外はやっぱり、まあ不真面目な学生でしたね。

インタビュアー:
そうなんですか。(笑)

平将明氏:
あんまり、そうだなー。ちょっとあんまり言える様な話じゃないで、あの。(笑)動画の前で。
(テキスト提供:THE NEW CLASSIC [ニュークラシック]
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