2014年3月19日 読売「首相『元慰安婦に胸痛む』」「河野談話、予算委で継承明言」

読売に「首相『元慰安婦に胸痛む』」「河野談話、予算委で継承明言」が書かれている。

「安倍首相は14日の参院予算委員会の集中審議で、日本政府がいわゆる従軍慰安婦問題で『おわびと反省の気持ち』を表明した1993年の河野洋平官房長官談話について、『安倍内閣で見直すことは考えていない』と述べ、継承する考えを明言した。

首相は元慰安婦に対しても『筆舌に尽くしがたいつらい思いをされたことを思い、非常に胸が痛む』と述べたほか、『戦後50周年には村山談話、60周年には小泉談話が出された。安倍内閣としては歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいる』とも答弁した。

河野談話について、安倍首相は第1次内閣時代にも変更しない考えを示していたが、第2次内閣では『官房長官が答えるのが適当』などとしていた。ただ、今年2月、作成過程を知る石原信雄元官房副長官の証言を機に、談話の検証に乗り出す方針を表明。菅官房長官はこの日の集中審議で『談話の作成過程の実態を把握することが必要だ』と答弁した」。

「韓国『評価する』」

「韓国外交省関係者は14日、安倍首相がこの日の参院予算委員会で河野談話と村山談話を継承する考えを明言したことについて、韓国外交省の統一見解として『ひとまず評価する』と語った。韓国は日韓首脳会談に応じる条件の一つとして、安倍首相が両談話の継承を明言することを掲げていたが、条件がほぼクリアされたとの認識を示したものだ。3月下旬にオランダ・ハーグで開かれる核安全サミットに合わせ、日米韓首脳会談が実現する可能性が出てきた」。

安倍首相が14日の参院予算委員会で、「安倍内閣で見直すことは考えていない」と河野談話の継承を明言した。それを受けて、韓国外交省は「ひとまず評価する」と語った。日韓米首脳会談が実現する可能性が出てきた。

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