2022年1月27日 岸田首相 施政方針演説
我が国は、オミクロン株の感染急拡大に直面しています。まず、新型コロナに感染し、苦しんでおられる方々にお見舞いを申し上げます。また、長期にわたり、新型コロナとの闘いに御協力いただいている国民の皆様に、心から感謝申し上げます。そして、新型コロナ対応の最前線におられる、自治体、医療機関、介護施設、検疫所、保健所などエッセンシャルワーカーの皆さんに深く感謝申し上げます。岸田政権の最優先課題は、新型コロナ対応です。しかし、政府だけで対応できるものではありません。国民皆で助け合い、この状況を乗り越えていきたいと思います。引き続き皆さんの御協力をお願い致します。
新型コロナ対策
国民の皆様のまたか、いい加減にしてくれ、もう限界だという声を、私自身聞いてきました。しかし、新型コロナという見えない敵は、想像以上に手ごわい事を、改めて認識しなければなりません。昨年、我が国はワクチン接種など国民一丸となった取り組みにより、デルタ株を何とか抑え込むことが出来ました。そこに、すかさず、変異株が現れました。ウイルスの怖さを改めて感じます。ただし、新しい変異株の可能性は専門家からも指摘されてきました。私自身、総理に就任した時からデルタ株を超える強力な変異株が現れる、そうした最悪の事態を想定して、万全の体制を整えるべく政府を挙げて取り組んできました。先般の補正予算では、医療体制の拡充、ワクチン接種の推進や経口薬の確保、さらには仕事や暮らしを守り抜く為の支援策を盛り込んでいます。もちろん、新型コロナには未知の事も多く全てを見通した上で、判断をおもなえるわけではありません。私としては専門家の意見を伺いながら、過度に恐れることなく最新の知見に基く対応を冷静に進める覚悟です。また、一度決めた方針でも、より良い方法があるのであれば躊躇なく改め柔軟に対応を進化させていく所存です。国民の皆さん、いま一度ご協力頂き、共にこの国難を乗り越えていこうではありませんか
その他以下項目について述べた。
「新しい資本主義」 「気候変動問題への対応」 「全ての人が生きがいを感じられる社会へ」 「地域活性化」 「災害対策」 「外交安全保障」 「憲法改正」