2013年9月8日
産経に「判断誤ればまたデフレ」「千葉『正論』懇話会、本田参与が講演」が書かれている。
「千葉『正論』懇話会(会長=千葉滋胤・千葉銀行元副頭取)の第45回講演会が3日、千葉市美浜区のホテルニューオータニ幕張で開かれ、内閣官房参与で静岡県立大学教授の本田悦朗氏が『これからのアベノミクス』と題して講演した。
安倍晋三首相の経済ブレーンを勤める本田氏は、首相が10月上旬に決断する来年4月の消費税増税の是非について『首相は政治的な大きな流れの中でベストな判断をしようとしているのは間違いない』と述べた。
昨年成立した消費税増税法では、来年4月に税率を8%、再来年10月に10%に引き上げる。これに対し本田氏は『まさにアベノミクスの試練だ。判断を間違えると15年間続いたデフレに戻ってしまうリスクが大きい』と強調、日本経済を腰折れさせないためにも、現行法を改め、毎年1%ずつ5年間かけて引き上げていくべきだとの持論を展開した。
さらに『首相はさまざまな意見を聞きながら最後は自分が責任を持って判断し、<決められる政治>を実現しようとしているのではないか』とも述べ、首相が現行法を改正することに強い期待感も示した」。
「まさにアベノミクスの試練だ。判断を間違えると15年間続いたデフレに戻ってしまうリスクが大きい」は、正論である。安倍首相は、アベノミクスの指南役である本田氏の発言を重く受け止め、間違えない正しい判断として、現行法改正に踏み切るが。「先送り」か「1%ずつ引き上げ」か、である