賞味期限切れの民主主義

2022年9月15日 高野育郎 - グループアム代表 -
エリザベス女王が逝去した。
したがって、その椅子はその座を待ちに待った、チャールズ皇太子が手に入れた。

スキップ・チャールズといわれる男だ。孫に早く譲れという、在位の任期期間だけなら考えようもあるが、この言葉が能力のあるか否かで発せられているとしたら、痛い。

何かの調印式で万年筆でサインをするにあたり、インクが手についたとダダをこねる様子が国際ニュースで放映された。
ニュースは、たんにそのセレモニーの様子を流しているだけのものだが、チャールズの挙動に眉をしかめたのは、僕だけだろうか。

自由、民主主義陣営の脆さを垣間見たような気がした。

反対勢力は、共産党の階級闘争を駆け上がってきた習近平。KGBあがりの本当の人殺しプーチン。親族までも粛清して、組織を守ろうとする金正恩など。
民主主義という賞味期限切れのイデオロギーが、対峙する敵はあまりにも手強い。
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