2015年8月12日 毎日「本社世論調査」「川内再稼働反対57%」「内閣支持率32%に低下」

「内閣支持率32%、不支持率49%、分からない19%」

毎日に「本社世論調査」「川内再稼働反対57%」「内閣支持率32%に低下」が書かれている。

「毎日新聞は8、9両日、全国世論調査を実施した。11日に再稼働する見通しの九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)について、再稼働に『反対』との回答は57%で、『賛成』の30%を上回った。安倍内閣の支持率は7月の前回調査から3ポイント減の32%、不支持率は同2ポイント減の49%だった。

川内原発の再稼働に関しては、今年1月の調査でも『反対』54%、『賛成』36%だった。今回、内閣支持層では『賛成』(47%)が『反対』(38%)を上回ったが、不支持層では『反対』が74%に上り、『賛成』は18%にとどまった。

自民支持層では『賛成』47%、『反対』39%だったのに対し、支持政党はないと答えた無党派層では『賛成』26%、『反対』62%だった。

川内原発再稼働を前に、安倍晋三首相は9日、長崎市での記者会見で『原発は何よりも安全を最優先させる。世界で最も厳しいレベルの新規制基準に適合すると認められない限り、再稼働しない。国民の一層の理解が得られるよう取り組んでいく』と述べた。

内閣支持率は2012年12月の第2次安部内閣発足後、最低を更新した。特に女性では支持率が26%まで低下した。主な政党支持率は、自民28%▽民主9%▽維新6%▽公明4%▽共産4%――など。無党派は38%だった」。

毎日調査は、朝日と同じく恣意的世論調査である。

内閣支持率が前回調査(7月17,18日)より3ポイント減の32%、不支持率は2ポイント減の49%、分からないは5ポイント増の19%。分からないが5ポイント増の19%もあっては精度不足であり、正値とほど遠い。事実、支持率が3ポイント減、不支持率も2ポイント減との矛盾が生じている。内閣支持率が32%と最低を更新したのだから、1面トップで掲載して然るべきなのに、2面の左隅の扱いとなっている。恣意的世論調査であるとの自覚があるようだ。

問題は、内閣支持率が下げ止まったのか,否か、である。政党支持率で、自民党28%で変わらず、民主党1ポイント減の9%、共産党1ポイント減の4%、支持政党なしが1ポイント減の38%となっていることから、内閣支持率は、前回の35%で下げ止まったといえるが。

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