2026年4月21日 彷徨うアメリカ

アメリカとイスラエルによるイラン攻撃から事実上封鎖されているホルムズ海峡であるが、先日イランのアラグチ外相から「開放」の宣言が出た。それに対しトランプ大統領からは「逆封鎖」をするとし現在も続いている。
その宣言に対してイラン側は強く反発して、ホルムズ海峡を厳格に管理すると態度を硬化した。一向に船舶の安全な通過は先が見えない状況である。

トランプ大統領はSNSを通じて「ホルムズ海峡は完全に開放された。核開発も中核的争点に於いてイラン側が譲歩した」と一方的に主張している。
トランプ大統領の発言をそのまま信じる人も少なくなってきたが、世界最強の軍事力を持つ国のリーダーとして責任ある発言をして欲しいものである。
内心は自ら仕掛けた攻撃が想定通リにいかず、アメリカ国内の燃料価格高騰、イランの最高指導者を殺害してまでアメリカとして得るものが乏しい事による支持率低下。実態にそぐわない無理やりの「勝利宣言」をして終結したいのであろう。

イラン側もアラグチ外相がホルムズ海峡の開放を表明した後、一部の商船がペルシャ湾からホルムズ海峡を通過して外洋に向う航跡が確認されたらしい。、しかしイスラム革命防衛隊に近い強硬派からはその後、ホルムズ海峡の開放を否定する様な発言が出て留まっている船舶も多数確認されている。イラン国内に於いても混乱があるのであろう。

イギリスやフランスの対応をみると海峡開放の方向には歓迎するが、艦船の派遣に関しては持続可能な停戦合意後状況が許した場合と慎重姿勢である。
そんな中、我国日本は国家安全保障局長が高市総理のメッセージとして「すべての国の船舶航行の自由及び安全が確保される事が不可欠だ」としている。
何れにしても直ぐに燃料費高騰による物価高が収まるとは思えないので、高市政権が進める積極財政にも影響がでることであろう。

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