霞ヶ関点景異聞
2025年6月22日
高野育郎 - グループアム代表 -
霞ヶ関といえば日本の中枢である。財務省をはじめとして,経済産業省,厚生労働省など主要な省庁が霞ヶ関に集中している。
普段の霞ヶ関は,どちらかといえば静かな町である。
デイタイムは執務時間ということもあり閑散としている。
一部,地裁高裁の周りは賑やかなこともあるが総じて静かである。
経済産業省の前には常に70年代に学生運動で活躍していたと思われる老人たちが原発反対のピケを張っていたりする。
といっても拡声器で大騒ぎをするわけでもなく,11時頃パラパラと集まって流れ解散をしていく。
プラカードを掲げて和気藹々と過ごしている時の話題はきっと健康のことか病気のことであろうと思われる。
病院の待合室と変わらない景色。
こんな霞ヶ関であるが,最近,ちょっと異変が起きている。
夕方になると何処からともなくと,サラリーマンや学生,主婦と思われる一般の人たちが財務省の前に集まり,財務省に抗議の集会を開くようになったのだ。
今年に入って人数は少しずつ増え続けている。
金曜日の夕方には財務省前の歩道に入り切らず,反対側の通りににも人が溢れるようになってきている。
また,この人々が財務省の斜め向かいにある厚生労働省にも集まるようになってきている。
以前の学生運動のように組織化された集会ではないが、いわゆるサイレントマジョリティのエネルギーが集まりつつある。
この層が静かながら抗議行動をとり始めたということは、よほど国民の不満は大きくなっていると考えていいだろう。
さて,面白いことに人権問題やらで左翼運動の50人程度の集会でも500人集まったとか1000人集まったとか,大報道するテレビや新聞がカメラも記者もそこにいるのに、いっさい報道しないことだ。
誰かに忖度しているのか,報道しない自由を行使しているのかわからないが、世論を読み違えていることは確かだ。
どの程度の読み違えかが明らかになるのは7月に行われる参院選でハッキリする。
民意のバロメーターは路上にあり。
普段の霞ヶ関は,どちらかといえば静かな町である。
デイタイムは執務時間ということもあり閑散としている。
一部,地裁高裁の周りは賑やかなこともあるが総じて静かである。
経済産業省の前には常に70年代に学生運動で活躍していたと思われる老人たちが原発反対のピケを張っていたりする。
といっても拡声器で大騒ぎをするわけでもなく,11時頃パラパラと集まって流れ解散をしていく。
プラカードを掲げて和気藹々と過ごしている時の話題はきっと健康のことか病気のことであろうと思われる。
病院の待合室と変わらない景色。
こんな霞ヶ関であるが,最近,ちょっと異変が起きている。
夕方になると何処からともなくと,サラリーマンや学生,主婦と思われる一般の人たちが財務省の前に集まり,財務省に抗議の集会を開くようになったのだ。
今年に入って人数は少しずつ増え続けている。
金曜日の夕方には財務省前の歩道に入り切らず,反対側の通りににも人が溢れるようになってきている。
また,この人々が財務省の斜め向かいにある厚生労働省にも集まるようになってきている。
以前の学生運動のように組織化された集会ではないが、いわゆるサイレントマジョリティのエネルギーが集まりつつある。
この層が静かながら抗議行動をとり始めたということは、よほど国民の不満は大きくなっていると考えていいだろう。
さて,面白いことに人権問題やらで左翼運動の50人程度の集会でも500人集まったとか1000人集まったとか,大報道するテレビや新聞がカメラも記者もそこにいるのに、いっさい報道しないことだ。
誰かに忖度しているのか,報道しない自由を行使しているのかわからないが、世論を読み違えていることは確かだ。
どの程度の読み違えかが明らかになるのは7月に行われる参院選でハッキリする。
民意のバロメーターは路上にあり。