2017年2月24日 朝日「『テロ等準備罪』本社世論調査、賛成44%反対25%」
内閣支持率、読売66%と朝日52%」
朝日に「『テロ等準備罪』本社世論調査、賛成44%反対25%」が書かれている。
「朝日新聞社が18、19日に実施した全国世論調査(電話)で、『テロ等準備罪』を設ける法案の賛否を聞いたところ、『賛成』が44%で、『反対』25%を上回った。『その他・答えない』も31%にのぼった。
テロ等準備罪は、犯罪の計画段階で処罰する『共謀罪』の要件を変え、新設するもので、政府は今の国会に法案を提出する方針だ。
この法律で、犯罪組織だけでなく、一般の人まで取り締まられる不安をどの程度感じるか聞くと、『大いに』と『ある程度』を合わせた『感じる』は55%。『あまり』と『まったく』を合わせた『感じない』は38%だった。法案に『賛成』の人でも『大いに』7%と、『ある程度』39%を合わせた46%が不安を『感じる』と答えた。『反対』の人では『感じる』が81%を占めた。
調査では、安倍晋三首相とトランプ米大統領との首脳会談の評価も聞いた。『評価する』が54%で、『評価しない』は27%だった。経済問題では、麻生太郎副総理とペンス副大統領が協議することが決まった。このことで、日米の経済関係が良くなるかを聞くと、『変わらない』が54%と最も多く、『よい方向に向かう』18%、『悪い方向に向かう』13%だった。
内閣支持率は52%(前回1月調査は54%)で横ばい。不支持率は25%(同26%)だった。
<原発再稼働「反対」57%>
東日本大震災から6年になるのを前に、朝日新聞の18、19日の全国世論調査(電話)では、原子力発電所の運転再開の賛否を尋ねた。『反対』が57%で『賛成』の29%を上回った。『反対』は、内閣支持層でも49%で、『賛成』39%より多かった。支持政党別にみると、自民支持層では『反対』46%にたいし、『賛成』40%。民進支持層では『反対』が80%で『賛成』はわずか12%だった」。
以上の調査結果から次のことが読み解ける。
内閣支持率は前回調査(1月14,15日)より2ポイント減の52%、不支持率は1ポイント減の25%、自民党支持率は2ポイント減の37%。同時期の読売調査では、内閣支持率は5ポイント増の66%、不支持率は7ポイント減の24%、自民党支持率は3ポイント増の43%と真逆である。
問題はこの違いの理由である。朝日調査では分からないが23%もあるの、読売調査では10%しかないことにある。同じ電話調査ではあるが、一度分からないと答えた人に、二度聞きをしたかの違いである。読売調査の方が精度が高く、正しい調査となる。朝日調査は恣意的調査となる。あえて二度聞きをしないことによって、安倍内閣の支持率を低く抑えるためにである。読売調査の「日米首脳会談」を評価するは66%なのに、朝日調査では54%しかない。読売調査の内閣支持率66%、不支持率24%、自民党支持率43%が正値となるが。