2021年6月7日 コロナパンデミックの起源は武漢研究所からの流出で確定

バイデン大統領は新型コロナウイルスの起源について、中国の研究所から流出した可能 性に言及、米情報機関に追加調査を求めた。90日以内にと。情報機関内で武漢研究所か ら流出した説と動物を介して人に感染した説と割れていたからである。何故、バイデン大 統領は今になって、追加調査を指示したのか、である。5月23日、ワシントンポストが 1年前の「COVID の感染減である研究所リーク説=トム・コットン共和党上院議員の仮設を 「陰謀論、でたらめ、虚偽」と断じた記事を訂正し、流出説の正当性を報じたからである。 その証拠として、武漢研究所の3人の研究者が19年11月に重い病気になって入院した というウォールストリート・ジャーナルの報道を示したが、これよりも決定的な証拠が 5 月28日、提示されている。法医学的学術論文である。  

 

5月28日、英国の日刊紙デイリー・メイルが特集記事で「中国がコロナウイルスを造 った」と報道した。近く発行される生物物理学の季刊誌に掲載される22ページの学術論 文を事前に入手したものをもとにした記事である。論文の著者はロンドンのセント・ジョ ーンズ大学のアンガス・ダルグリッジ教授とウイルス学者で、製薬会社イミュノア社会長 のビルガー・ソーレンセン博士である。  

論文の内容は次のようである。中国の科学者が武漢の研究室で「機能獲得プロジェクト」 に取りくんでいた際にウイルスを作ったことを示す証拠があるとしている。その証拠とは、 ウイルスの中にあるユニークな指紋である。中国の洞窟コウモリから発見された天然のコ ロナウイルスの「バックボーン」に、新たな「スパイク」を継ぎ足して、致死性と高い感 染力を持つ COVID-19に変えたのである。その痕跡としての COVID-19のスパイクタン パクに見られた4つのアミノ酸の列がそれである。アミノ酸はすべてプラスの電荷を帯び ており、ウイルスはマイナスの電荷を帯びた人間の細胞の部分に磁石のようにぴったりと くっつき感染力を強めるという。自然界に存在する生物の中で3つ並んでいることさえ稀 で、まして4つも並んでいることは「極めてあり得ない」ことである。「物理学の法則で は、正電荷を帯びたアミノ酸が4つも並ぶことはあり得ず人工的に製造するしかない」と 結論付けている。  

問題は、アメリカ国立アレルギー感染研究所のアンソニー・ファウチ所長の発言の変化 である。3月25日の環球時報は「米国のエリートは道徳性をさらに退化させ、ファウチ 氏もその1人である」と報じた。「彼は裏切った」と批判した。「ファウチ博士は、COVID 19のパンデミックが自然に発生したものであることはもはや確信していない」と述べ、 今までの自然発生説を修正し、人口説へと転換した。理由は、氏が主導して「機能獲得研究」(病原体を遺伝子操作して、病原体が持つ機能を強化する)を中国の武漢研究所に資 金付きで委託研究させていたからであり、共犯者であるからだ。当時オアマ政権が容認し ていた。民主党の責任も問われる。バイデン政権やワシントン・ポスト初め左派メディア が一転して武漢流出の人口説に転換したのは、自己保身のためである。トランプ前大統領 の武漢流出説が陰謀論ではなくファクトだと実証されつつあるからだ。全世界で350万 人の死亡者を出したコロナパンデミックは中国共産党の仕掛けた細菌兵器による第3次大 戦となり、人類史未曽有の人道的犯罪となるが。2月の北京オリンピックは中止となり、 中国共産党政府は、米国・EU をはじめとする全世界から膨大な賠償金請求を突きつけられ る。中国共産党政府は世界的孤立化を強いられ、一党独裁体制崩壊の危機に直面すること になるが。ソ連共産党帝国が崩壊したのはチェルノブイリ原発事故(1986年4月)が 契機であったように、中国共産党帝国崩壊は武漢発のコロナパンデミックが契機となるが。 

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