2018年10月7日 東京 核心「公明、改憲巡り正念場」「発議急ぐ首相に苦言連発」「参院選意識 本音は議論回避」

東京の核心に「公明、改憲巡り正念場」「発議急ぐ首相に苦言連発」「参院選意識 本音は議論回避」が書かれている。

「30日の公明党大会で6選が承認された山口那津男代表にとって喫緊の難題は、改憲問題への対応だ。安倍晋三首相は来年中の国民投票も視野に、今秋の臨時国会への自民党案提出を目指している。公明党は改憲論議を急ぐことに慎重だが、安倍政権を支える与党の立場だけに厳しい判断を迫られる可能性もある。

<明快>

『公明党としては、憲法9条の改正は緊急になされるべきであるとは必ずしも言えないと考えている』

党大会で山口氏は、首相が改憲に強い意欲をみせる現状を懸念する地方組織の質問に、はっきり答えた。幹事長に就任した斉藤鉄夫氏も、記者会見で『今すぐスケジュールうんぬん、国会発議うんぬんという段階ではない』と強調した。

山口氏は慎重に言葉を選ぶことが多いが、改憲では明快な物言いが目立つ。

首相は9月20日の記者会見で、自衛隊の存在を明記するなど4項目の自民党の改憲案に関し、臨時国会への提出に向けて『友党の公明党と調整したい』と表明。しかし山口氏は翌21日のBS番組で『公明党とだけ調整を先行して、それから国会に出すことは考えていない』と事前協議に応じない方針を明言した。

さらに『いきなり改憲案の国会提出というのは本当にできるのか』『国民の優先度は高くない』などと、改憲を急ぐ首相への苦言を連発。『無理やりやってどうなるか、よくよく展望を持って考えることが先だ』とも言い切った。

<封印>

公明党は、憲法に新しい権利を加えることを検討する『加憲』の立場。一方で『平和の党』を自任し、国民の理解が十分でないまま進められないとも訴える。支持母体の創価学会も、改憲への拒絶反応が強い。

最重要視する来年の統一地方選と参院選に悪影響を与えかねない改憲論議は封印したいのが公明党の本音だ。

山口氏が態度を硬化させているのは、警戒感の裏返しでもある。公明党には自民党との政策協議で、党方針に本来そぐわない合意を強いられてきた歴史があるからだ。

他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を巡っては、公明党内にも違憲論があり、山口氏は当初『断固反対』『憲法の精神にもとる』と批判していた。だが、与党協議で押し込まれ、最終的に容認に転じた。自民党に連立解消をちらつかされた結果だった。

<牽制>

改憲発議は、衆参両院の3分の2以上の賛成が必要で、予算や法律を通すときのような『与党』の枠組みは直接関係ない。それでも、首相が公明党との事前協議に意欲を示したのは、『3分の2』を確保するには同党の協力が不可欠なためだ。集団的自衛権行使容認などの『成功体験』を念頭に、まず同党を説得したい考えとみられる。

ある自民党幹部は『山口氏の発言は、連立与党としてどうなのか』とけん制。10月下旬に召集される見通しの臨時国会に向け、自公の神経戦が激しさを増しそうだ」。

公明党が安倍晋三首相主導の9条2項維持・自衛隊明記案に抵抗姿勢を強めているが、支持母体の創価学会の「平和主義」の理念に反するが理由である。中国共産党主導の「平和という名の戦争」に侵攻されているからである。思想武装が急務となるが。

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