2013年10月12日

産経に「みんな内紛さらに激化」「維新と会談、『DRYの会』も合流」「渡辺氏、ブロック構想強行へ」が書かれている。

「野党再編をもくろむ民主党の細野豪志前幹事長、日本維新の会の松野頼久国会議員団幹事長、みんなの党の江田憲司前幹事長と、民主、維新、みんなの若手らによる『DRYの会』メンバーが9日夜、初めて合同で会合を開き、連携を確認した。一方、みんなの渡辺喜美代表はブロック(政党連合)構想を党として機関決定する意向を表明。渡辺、江田両氏の対立は最高潮に達した。

江田、細野、松野3氏は行政改革や規制改革に関する勉強会を15日の臨時国会召集後に発足させる予定で、3氏は9日夜、勉強会の事務局をつかさどる民主党の笠浩史元文部科学副大臣も交えて、都内のホテルで会合を開催した。

DRYの会は15日に『新しい社会保障制度を確立し、世代間格差を是正するための研究会』(新世研)の設立総会を開く予定で、発起人メンバーらも会合に合流。さながら新党結成準備会の様相を呈した。

これに先立ち、みんなは3回目となる政党ブロック勉強会を開催。これまでは有識者の講演が中心で議員による自由討議は今回が初めてだったが、遅れてきた江田氏は渡辺氏に背を向けて着席。両氏の深い溝をうかがわせた。

最終盤にさしかかったころ、出席した議員約20人の間に緊張が走った。渡辺氏が『ひとつの党に元党首、元幹事長が何人もいて、政策をまとめようとするとバトルが起きる。内部崩壊する』と持論を展開すると、江田氏は反撃に出た。

『新党は絶対ダメというのでなく、選択肢を幅広く持つべきだ。政党ブロックしかないと決めたいなら、議員の身分に重大な影響を及ぼす。両院議員総会で決めるべきだ』。

まさに、『売り言葉に買い言葉』。即答を避けた渡辺氏だったが、江田氏が退出するや否や、10日の両院議員総会でブロック構想を活動方針に決める意向を表明した。渡辺氏は周囲に『新党準備行動は反党行為だ。納得できない議員は出ていけ』と漏らしており、狙いが『江田切り』にあるのは疑いようがない。反江田派のみんな幹部は、新世研に“スパイ”を送り込むことを画策している。民主、維新、みんなの一部が再編に向け本格的に動き出す中、憎み合うみんな内からは分裂の足音しか聞こえてこない」。

みんなの党の分裂は必至である。野党再編を目論む「新世研」の設立が、野党再編の軸になるからである。みんなの党の渡辺代表のブロック構想は、時代錯誤であり、江田氏が野党再編の主役になるのである。

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