2015年10月27日 毎日「本社情勢調査」「大阪市長選2新人接戦」「知事選は松井氏リード」

毎日に「本社情勢調査」「大阪市長選2新人接戦」「知事選は松井氏リード」が書かれている。

「11月22日投開票の大阪府知事・大阪市長のダブル選について、毎日新聞は24、25の両日、府内の有権者を対象に電話による世論調査を実施し、取材結果と合わせて情勢を探った。市長選は、無所属で立候補する自民党の柳本顕前大阪市議(41)と、大阪維新の会が擁立する吉村洋文前衆院議員(40)の新人2人が競り合っている。知事選は大阪維新幹事長で現職の松井一郎氏(51)がリードし、自民大阪府議の栗原貴子氏(53)が追う展開となっている。ただ、市長、知事とも『分からない・無回答』が3割に上り、今後情勢が変化する可能性がある。

支持政党別では、大阪維新支持層の6割が市長に吉村氏、9割が知事に松井氏がふさわしいと答えた。自民支持層では6割近くが市長に柳本氏、3割が知事に栗原氏を推した。全体の3割程度を占める無党派層の支持率でみると、市長選では柳本、吉村両氏が2割で拮抗。知事選では4割近くが松井氏の名前を挙げ、栗原氏は1割だった。

知事選は11月5日、市長選は同8日に告示される。市長選には、前大阪市北区長の中川暢三氏(59)も立候補を表明している。

また、5月の住民投票で否決された『大阪都構想』の新たな設計図作りについて尋ねたところ、『理解できる』が47・3%となり、『理解できない』の44・4%をわずかに上回った。大阪市内の有権者に限ると『理解できない』が50・1%、『理解できる』が46・4%だった」。

知事選は松井氏リードだが、市長選は、自民党の柳本氏と大阪維新の会の吉村氏が拮抗している。問題は、大阪都構想の新たな設計作りに、市内の有権者の50・1%が「理解できない」としていることである。「理解できる」は46・4%である。この数値を基にすれば、市長選は、僅差で大阪維新の吉村氏が負けることになり、大阪都構想の実現は不可となるが。

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